愛犬が持病を持っていて獣医師から食事療法を勧められたものの、食事療法がどのようなものなのかわからず、お悩みの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
食事療法を取り入れる際には、飼い主が食事療法について正しい知識を身につけていないと愛犬の健康を守ることはできません。
そこで本記事では、愛犬の健康のためにも食事療法についての理解を深めていけるように犬の食事療法について解説します。食事療法を前向きに検討している方はぜひ参考にしてみてください。
食事療法とは？
愛犬が食事療法を獣医師から必要と勧められた経験があるという方はいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、食事療法といってもどのようなものなのかわからない方は多くいます。
では、食事療法とはいったいどのようなものなのでしょうか。食事療法は一般的なドッグフードとは異なり、病気や症状に適した食事として提供されます。
この章では、食事療法について詳しく解説します。食事療法を取り入れる前にこの章を読んで知識を深めてみてください。
適切な食事を与えることで愛犬の健康を守る
食事療法とは、特定の病気や健康状態に合わせて作られたドッグフードのことを指します。
健康なときに与える一般的なドッグフードと違い、食事療法は製品ごとに栄養成分の量や比率が特別に調整されています。
愛犬の病気や症状に応じて特定の栄養素を増やしたり減らしたりすることにより、健康状態の維持や病気の進行を遅らせるサポートが期待できます。
病気や症状に適した療法食を与える
食事療法食以外にも総合栄養食や間食、その他の目的食が存在します。
食事療法食は、獣医師の指導をもとに病気や症状に合わせて栄養バランスが調整された食事となっています。犬の症状によって特定の栄養素を増やしたり減らしたりするなど獣医師が判断し、調整しています。
そのため、決して自己判断ではなく、必ず獣医師の指導のもと与えることが義務付けられています。
食事療法の効果とは？
食事療法は犬の健康管理や特定の疾患の管理において重要な役割を果たしています。
適切な食事療法食を使用することで犬の健康を維持できるため、獣医師が勧めたり、食事療法を取り入れているご家庭も多くいます。
この章では、食事療法食に変更するとどのような効果が期待できるのか詳しく解説しまｓ。
体に嬉しいメリットがたくさん
先程述べたように、食事療法は犬の健康管理や特定の疾患の管理において重要な役割を果たします。
食事療法に変更すると、以下のようなメリットがあります。
- 病気の治療・予防・改善
- 健康の維持・長生き
- 食欲改善
- 毛並みの改善
- 体重管理ができる
食事療法は病気や症状に適した食事のため、適切な食事療法を行うことで犬の健康を維持し特定の疾患の進行を抑制することができます。
継続的に行うことでより病状改善の効果を発揮する
食事療法食には病気や症状に効果的な成分が含まれているため、健康状態の維持や病気の進行を遅らせるサポートが期待できます。
さらには食事療法を行うことで症状を軽減する効果も見られます。これを継続的に続けていくことで病気が改善される効果も期待できます。
食事療法は獣医師の診断と指導に基づいて行われます。獣医師が犬の病状を見ながら食事療法食に含まれる栄養素を調整するため、安心して食事を与えることができる点もメリットといえるでしょう。
食事療法食の種類４選
食事療法には様々な病気に適した種類が存在します。病気によって使われている成分は異なるため、獣医師の指導をもとに愛犬に適した食事療法を与える必要があります。
食事療法は以下の種類があります。
- 食物アレルギーの食事療法
- 心疾患の食事療法
- 腎疾患の食事療法
- 消化器疾患の食事療法
この章では、犬の病気や症状に適した食事療法についていくつかご紹介します。愛犬が該当する食事療法がありましたら、ぜひ参考にしてみてください。
参考:ドッグフードの「療法食」とは？種類や食べないときの対処法なども解説
食物アレルギーの食事療法
犬には、体内へ侵入してきたウイルスや細菌を異物とし撃退する免疫機能が生まれながらに備わっています。この免疫機能が食物を誤って異物と認識してしまうことがあります。
これを食物アレルギーと呼び、異物と判断されてしまう物質のことをアレルゲンと呼びます。このアレルゲンの多くはたんぱく質であり、犬の場合、牛肉、乳製品、小麦に含まれるたんぱく質などが原因になります。
食物アレルギーの食事療法は、主に除去食試験といった検査に活用されます。一定の期間、加水分解したたんぱく質や、これまでに食べたことのないたんぱく質で獣医師が用意した療法食と水だけの生活をおくり、症状の改善があるか確認します。この際、許可があるまでほかの食べ物は一切与えてはいけません。
この生活を行い、症状の改善が見られた後に今まで食べていた食事に戻して、症状が再発した場合は診断が確定されます。アレルゲンが疑われる食品を１品ずつ試し、アレルゲンが何であるかを特定し食事から取り除くことで解決します。
心疾患の食事療法
心疾患の食事療法は、心臓疾患の犬を対象に与えます。
病気の進行段階に合わせて、より適切な栄養素を摂取できるように初期と進行時で2つのラインナップが用意されている場合が多いのが特徴です。
心疾患の食事療法は、主にナトリウムの量が制限されています。心疾患の進行度合いや使用する薬の種類によってナトリウムの量は異なりますので、獣医師の判断に従って調整するようにしましょう。
その他にもビタミンＢ群やタウリン、カルニチンなどを配合しており、これらも心臓をサポートしてくれます。
腎疾患の食事療法
腎臓疾患用の療法食は、腎臓疾患の犬を対象に与える食事のことです。腎臓は様々な役割を担う大切な器官ですが、機能が低下することで腎臓病が慢性化すると完治することができない病気のため、少しでも病気を進行させないようにすることを目的としています。
腎臓疾患用の療法食は血液中に老廃物が増えるのを防ぎ、リンやたんぱく質などを制限したり、高血圧や酸化ストレスを減らすオメガ3脂肪酸を配合することにより腎臓の負担を軽減するようにしています。さらに、窒素含有成分の吸収を低減させることで腎臓病の進行抑制を目指す治療のサポートも行っています。
腎臓病が進行すると食欲が低下しやすいですが、エネルギーは十分に摂取しなければならないので、食事を温めるなどして嗜好性を高めたり、体内の水分も不足しがちなのでこまめに水分補給することが大切です。
消化器疾患の食事療法
食物を食べて排泄するための器官を消化管といい、消化管の病気を総称して消化器病と呼びます。消化器疾患の食事療法は、このような消化器病を対象とした犬に与える食事のことです。
消化器疾患の食事療法には、ミネラルやビタミン量が高めに設定されているため、下痢や嘔吐による電解質の不足を補ってくれる効果があります。
消化器疾患の食事療法は、主に以下のようなものに配慮しています。
- 高消化率（低脂肪を含む）
- 食物アレルギーの配慮
- 高食物繊維
これらのものを使い分けていきますが、病状によって使用するものは異なるため、獣医師に相談し、判断するようにしましょう。
食事療法食を与える際の注意点とポイント
食事療法は、先程も述べたように病気や健康状態に応じて栄養バランスが整えられた特別なドッグフードです。そのため、必ず獣医師の指示を仰ぐことが必要となります。
一般のドッグフードのように飼い主の自己判断で与えてしまうと、愛犬の命に関わるといっても過言ではありません。あくまで食事療法食は、獣医師の指導のもとに用いられているドッグフードということを意識づけるようにしましょう。
この章では、食事療法食を与える際にどのようなことに注意しながら与えていけば良いのか詳しく解説します。
獣医師の処方が必要
食事療法は特定の栄養素を制限したり強化しているため、健康な犬の食事としては栄養バランスが整っていません。
食事療法は、獣医師が病気の進行具合やその時の体調によってきめ細かく最適な食事療法を選んで与えていくもので、定期的な診療の中で治療効果や現状を確認し、食事療法の継続や見直しについて判断しなければなりません。
そのため、自己判断で与えず、必ず獣医師の処方により開始するようにしましょう。
時間をかけて根気よく療法食に切り替えていくことが大事
食事療法を始めようとする場合、フードの切り替えに苦労することが多いです。そのため、いきなり食事療法食に切り替えようとせず、徐々に切り替えていくようにすることが望ましいです。
今までのフードに少しずつ食事療法食を混ぜていくことで、徐々に食事療法に切り替えていくことが大事になります。
目安としては、食事療法食の比率を1割ずつ増やしていくことがポイントです。長い目で見て、愛犬が食事療法食に少しずつ慣れていけるように心掛けていきましょう。
日頃から愛犬の健康を気遣う
愛犬が健康でいられるためには、健康的な食生活を日々心掛けることが大切です。日頃から健康に気遣った食事を与えることで、愛犬の健康状態を維持することができます。
また、今までの食事から慣れない食事療法への切り替えは愛犬にとってもストレスになりかねません。そのため、徐々に食事療法に切り替えていき、少しずつ慣れていけるように導いていきましょう。
食事療法へ切り替える前に、まずは食生活から見直すことが望ましいです。健康的で美味しい食事に切り替えてあげることで、病気になりにくく健康な身体を維持できるようにしましょう。
栄養豊富なgibi∞one(ジビワン)のドッグフードがおすすめ
いきなり食事療法に切り替えてしまうと、愛犬もなかなか味に慣れず食事が進まないことも少なくありません。そのため、食事療法に切り替える前にまずは食生活から見直すことをおすすめします。
gibi∞one(ジビワン)は、天然の猪肉や鹿肉を使用した無添加おやつを取り扱っているドッグフード専門店です。低カロリーで栄養豊富なお肉を取り扱っているので、愛犬の健康をサポートしてくれます。
愛犬の健康に見合った食事を毎食手作りで与えるとなると手間もかかりますし、食事管理も大変です。そこで、手軽に栄養を摂ることのできるgibi∞oneのドッグフードをおすすめします。
内部リンク：愛犬の健康に効果的なリハビリとは？自宅でもできるおすすめのリハビリ方法もご紹介！
徹底した衛生管理により安全で高品質なドッグフードをお届け
gibi∞oneでは、処理施設とフード工場併設で捕獲から加工、商品になるまでの全ての工程を行っています。そのため、衛生管理にも十分に目が行き届き、安心して愛犬に与えることができます。
また、捕獲後は冷凍車で持ち帰るため、高い鮮度を保ちながら食肉加工ができるところもgibi∞oneの強みです。
各工程に対してそれぞれ専門スタッフが常駐しているため、プロの手によって味や肉質の良いお肉に仕上がっています。
様々な健康に適したドッグフードが作られている
gibi∞oneのドッグフードは様々な健康状態に適したドッグフードが作られています。老犬や食欲にムラがある犬でも食欲が湧くようにとペースト状のものやスープを作られていて、しっかり栄養も摂れるためおすすめです。
また、主食や手作りごはんとして使える生肉も用意しており、ご家庭で体に優しい食事を作ってあげたいという方にはおすすめです。
さらに、嚙むことが大好きな愛犬には猪骨や鹿骨のドッグフードも販売しています。歯や顎の筋肉を鍛える効果が期待できます。
最適な食事療法食を与えて愛犬の命を守ろう
今回は、犬の食事療法について解説しました。食事療法は一般のドッグフードとは異なり、様々な病気や症状に合わせた成分が含まれています。
獣医師が犬の病状に合わせて最適な食事療法を考えたり見直しているため、決して自己判断ではなく、必ず獣医師の判断で行うようにしましょう。
食事療法を取り入れるか検討している方は、まずは食事内容を見直してから徐々に食事療法食へと切り替えていくことをおすすめします。gibi∞oneでは、栄養バランスが整った高品質なドッグフードを手軽に摂ることができます。愛犬の命を守るためにも、gibi∞oneのドッグフードを取り入れてみてはいかがでしょうか。
