犬に味覚があると知らない方も多いかもしれません。研究の結果、意外に多彩な味覚が犬にも備わっていることがわかってきました。犬の味覚は人間と感じ方は異なるものの、様々な味を感じられると考えられています。
犬と暮らしている飼い主にとって、味覚について理解することは犬の健康維持において重要な意味を持ちます。味覚についての正しい知識を持ち、普段の食生活に活かしたいと考える飼い主も多いのではないでしょうか。
今回は、犬の味覚について解説をします。人間との違いや、味覚を意識した食習慣の改善についても紹介します。おすすめのドッグフードについても紹介するので、犬の健康維持と促進に活かしてください。
犬にも味覚がある？人間との違いについて知ろう
近年の研究結果により、犬にも味覚があることが判明してきています。犬の飼い主は、飼い犬の健康とストレス発散のため、味覚について理解すると良いでしょう。まずは、そもそも味覚とはどのようなメカニズムで発生するのかについての解説をします。
同じ食事でも、犬の味覚を踏まえた食事の提供をした方が心身共にプラスの効果が期待できます。犬の味覚について、人間との違いを含めて十分理解し、普段の食生活に活かしてみてはいかがでしょうか。
味覚は味蕾細胞の働きにより感じられる
そもそも、味覚は舌にある味蕾細胞の働きにより感じられます。人間の場合は、舌に9,000～10,000個の味蕾細胞を持っているとされており、それぞれの箇所で以下の5種類の味を判別します。
- 甘み
- 塩味（しょっぱさ）
- 酸味（すっぱさ）
- 苦味
- うま味
舌の先端で甘みを、舌の脇の部分で塩味や酸味を、奥の方で苦味を感じるのが一般的です。味蕾はつぼみのような形状をしている器官で、1つの味蕾に10～100個程度の味蕾細胞が集まっています。人間と同様、犬にも味蕾細胞があると考えられており、各種味覚を感じられることがわかっています。
犬の味蕾細胞は人間の5分の1
犬も人間と同様に舌に味蕾細胞を持っていることがわかっていますが、その数は2,000個程度で、人間の5分の1程度と考えられています。そのため、犬の場合は人間よりも味覚の感度が低く、人間の感じる味覚ほどの強い味の感覚は無いとされています。
犬の場合も、人間と同様に舌の箇所によって感じる味覚が異なると考えられますが、まだ詳細な解明の途中です。人間の舌でわかっているような、箇所ごとの味覚の種類についてはこれからの研究結果を待つ必要があります。
一方、犬には人間にはない味覚を持っている可能性も示唆されています。水の味を感じられるのは、犬独特の感覚と考えられているなど、犬の味覚についてはまだまだ分かっていないことが多いと考えられます。
犬の味覚は人間と同じだが感じ方が違う
犬も人間と同様に味を感じられる能力を有しています。しかし、味蕾細胞の数が少ないことからもわかる通り、感受性は低いです。
犬の味覚について、人間との違いを中心に紹介します。味覚ごとの感じ方や犬の好きな味、および苦手な味についての説明をします。犬の味覚について理解することは、与える食事を検討する際に重要な知識となるため、正しい知識を身につけましょう。
甘味に対する感受性が高い
甘味は、犬が好きな味覚の代表例です。甘味に対する感受性は高く、大好きな味であると考えられています。犬が好きな甘みとは、砂糖のような強い甘味ではなく、肉・魚・野菜などから出てくるアミノ酸や糖質のようなほのかな甘味です。
犬は甘味が好きだからといって、人間が好きなお菓子の甘味を連想する方も多いかもしれません。砂糖などの強い甘味の感じられる食事を提供することは誤りであり、逆に犬の食欲低下につながる可能性もあるため注意しましょう。
また、玉ねぎ・チョコレート・ぶどうなどは犬にとって中毒症状を引き起こす可能性がある成分を含んでいるため、利用を避けましょう。
犬の好きなアミノ酸の味が魅力の旨味
犬は、アミノ酸に代表される旨味も好むと考えられています。肉や魚に多く含まれるグルタミン酸などのアミノ酸を好むことが分かっています。
以前は、犬は旨味を感じられないと考えられていました。しかし、近年の研究により旨味の味わいを感じられることが分かっており、肉や魚を好む根拠として考えられています。
食材に含まれる甘味と合わせて好む味覚であるため、肉や魚などは犬の好物と考えられています。食事に対して満足感を強く感じさせたい場合は、良質の肉や魚を中心にした献立を考えると良いでしょう。
塩味はあまり感じず苦味は苦手
犬は、塩味はほとんど感じられないと考えられています。犬に与える食事にコショウや塩などで味付けをする必要はありません。もともとメインの食材である肉から塩分を摂取していたため、塩味の感覚が発達しなかったのではないかと考えられています。
一方、苦味は犬が苦手な味覚の1つです。苦味は、自然界においては毒物や危険物に含まれているケースが多いため、本能的に避けてきたと考えられています。
しかし、犬によっては興味本位で毒性のあるものを誤食してしまう場合もあるため注意が必要です。タバコなど、飼い主が嗜好しているものに興味を示し、口に入れてしまう可能性があるため、保管方法やこまめな処分を心がける必要があります。
犬の味覚を意識して食欲改善を目指そう
犬には人間ほどの感度はないものの、同様に味覚を持っていると考えられています。特に味覚の好みは、食事を与えるうえで重要な情報です。好きな味わいの食事を提供することで、食欲が増進され健康の維持につなげられるでしょう。
以下に、犬の味覚を意識した食事を与える際のポイントについて解説をします。主に以下の3点を焦点に解説するので、献立作りの参考にしてください。
- 犬が好む味と食べさせてはいけないものを理解する
- 食材の食べさせ方に工夫をする
- 食材の選び方にこだわる
犬が好む味と食べさせてはいけないものを理解する
献立を検討する場合は、犬が好む甘味や旨味を中心にすると良いでしょう。肉・魚を中心に、野菜を組み合わせた自然食材を用いるのがおすすめです。野菜の中では、じゃがいもやサツマイモなど炭水化物を多く含む食材を好む傾向があります。
前述のように、犬は甘味が好きだからといって、砂糖を多く含む食事を提供する必要はありません。チョコレートなど逆に中毒症状を引き起こす食材もあるため、食材選びには細心の注意を払いましょう。
人間にとっては好まれやすく有用な食材であったとしても、犬にとっては健康を害する可能性のある食材である可能性もあるため、正確な理解のうえで食事の用意をすることが大切です。
食材の食べさせ方に工夫をする
犬に与える食材の食べさせ方に工夫をすることにより、犬の食欲を刺激して増進が図れます。犬の食欲は、食事のにおいや食感が重要であると考えられています。
犬の食欲を増進させたい場合は、まずは好みのにおいを感じられる点を重視し、続いて脂肪分が多く食感に柔らかさを感じられる与え方を心がけると良いでしょう。近年は肉や魚の香りを感じられて手軽に利用できるふりかけなどもあるため、便利です。
普段の食事に、サツマイモやカボチャなど甘味をほんのりと感じられる食材を混ぜるなどの方法が効果的です。また、サツマイモやニンジンなどの野菜は、細かく刻んで煮込みスープにするなどすると甘味がしっかりと感じられるようになります。調理の仕方にも工夫をして、犬の好みの献立を検討しましょう。
食材の選び方にこだわる
犬の食事を考える際は、食材の選び方にもこだわりましょう。栄養価が高くて犬の味覚を刺激する食材を用いるのがおすすめです。まずは犬が好んで食べる肉や魚を中心にして、甘味が十分備わっている野菜を取り入れましょう。
近年は、ペットフードも栄養価の高いものが多く販売されています。調理の手間を省きつつ、栄養バランスを考慮したい方におすすめです。簡単な調理で柔らかく食べやすい食感を楽しめる商品も増えています。
また、健康増進につながる品質の良いペットフードを扱っている店舗も増えています。市販のペットフードを選ぶ場合も、品質の良さにこだわった店舗での購入を検討してみてはいかがでしょうか。
犬がおいしいと感じるドッグフード探しならgibi∞oneがおすすめ
犬の味覚を踏まえ、好みに合った食事の提供が健康増進に役立つ点について解説をしてきました。しかし、具体的にどのようなドッグフードを選んだらよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ドッグフードを購入する店舗に迷っている方は、gibi∞one（ジビワン）の商品をおすすめします。gibi∞oneでは、ジビエ専門店として高い品質のドッグフードを豊富に取り揃えています。
以下で、gibi∞oneの魅力について紹介をするので、ぜひチェックしてみてください。gibi∞oneの主な魅力として、以下の3点に焦点を当てて紹介します。
- ジビエ専門店ならではのおいしい肉が充実
- ・ジビエ製作所での徹底した品質管理
- ・豊富な商品ラインナップが魅力
ジビエ専門店としておいしい肉の素材を活用
gibi∞oneでは、ジビエ専門店として高品質のおいしい肉を素材として用いています。ジビエとは、狩猟により獲得する自然の鳥獣の肉を指す言葉です。新鮮で健康的な素材の肉として、ペットフードを扱う業者からも注目を集めています。
ジビエ肉の特徴は、高タンパク・低脂肪で健康志向の高いドッグフードの素材として利用できる点です。必須脂肪酸など通常の肉には含まれない栄養素も充実しているため、愛犬の健康維持と活力向上に適した素材といえます。
gibi∞oneでは、ジビエ肉を専門に扱う業者として新鮮な肉にこだわり、自然の恵みに感謝しながら高品質のドッグフードの提供に尽力しています。
徹底した品質管理を行うジビエ製作所の作業工程
gibi∞oneでは、徹底した品質管理の中でジビエ肉を製造しています。広島県福山市にある備後ジビエ製作所において、一貫した食肉工程の中で食肉処理が行われています。
保健所を始めとした各種検査機関とも提携をしており、品質にこだわった食肉加工が実施可能です。食肉加工の手順は完全にマニュアル化されており、安全面に徹底の配慮を行っています。冷凍状態による搬送、最小限の箇所での放血作業、徹底した温度管理の中での素材の乾燥作業など、細かい部分まで徹底した素材管理が行き届いています。
gibi∞oneのドッグフードに利用されている食肉は、捕獲から加工まで徹底した工程内で取り扱われているため、新鮮で高品質の素材としての信頼感が高いです。
商品ラインナップが豊富で犬に合ったフードが選べる
gibi∞oneで製造販売されているドッグフードはラインナップが豊富であるため、ご自身の飼い犬の状況に適したフードの選択が可能です。犬の味覚に配慮した商品が充実しており、においや食感を犬好みにしているため、安心して食事の献立に用いることができるでしょう。
ジャーキーやフレーク状の商品は、主食はもちろんのことおやつとしても活用可能です。高齢犬や食欲にムラのある犬に対しては、消化が良く摂取しやすいスープ状のものを選択するのも良いでしょう。
さらに、gibi∞oneではミンチやブロック状の肉など、調理の素材として利用できる商品も充実しています。ご自身の犬の好みに適した献立作りの素材として、衛生面や安全面において利用できるおすすめの素材が購入可能です。
犬が好きな味覚を意識して食事を用意しよう
犬には、人間と同様味覚があることが近年の研究結果により明らかにされています。特に甘味や旨味を好む傾向があり、逆に苦味は敬遠する犬が多いです。
普段の食事を準備する際は、犬の味覚の好みに配慮しながら行うのが良いでしょう。食欲を増進し、健康維持につながる食事の提供が重要です。調理方法など食べさせ方についても配慮しながら、素材選びにもこだわりを持って取り組むのが良いでしょう。
高品質でおすすめのドッグフードを探すなら、gibi∞oneの商品をチェックしてみてください。ジビエ肉専門店として、品質にこだわった商品提供が魅力です。高タンパクで低脂肪の健康志向の商品が取り揃えられているので、飼い犬の健康を大切にしたいと考える方は、gibi∞oneの商品の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
